皆さんは、業務の中で接地抵抗測定を行うこともあると思います。
接地抵抗測定法では一般的な電圧降下法の解説をしたいと思います。
一般的には3極法で接地抵抗測定を行うと思います。
E極は、接地抵抗測定をおこないたい接地極に接続します。
C極は通常の場合は、E極から約20m離れた場所に設置します。
C極はE極から流した電流を受け取ります。C[Current]英語の電流を表す。
E極とC極の中間に設置するのはP極ですが、PはPOWERではなくPotential Electrodeです。
電圧を見るための補助極です。
P極はフラットになる位置にあるのが理想です。

何故、P極から10mほど両極を離すのか?
という疑問を持つ方もいると思います。その理由は接地極及び電流電極と大地の接触抵抗があるからです。
導体同士を接触させる場合の接触抵抗と、極と大地の接触抵抗は質が異なり極と大地の接触抵抗は広範囲に及ぶからです。
接地極の接触抵抗と、C極の接触抵抗が交じり合うと、本当は接地極の接触抵抗と大地の抵抗だけ測定したいのですが、C極の接地抵抗成分も混じって抵抗増加し電圧が高く出てしまい正確ではありません。
なので、影響を受けあわないように、ある程度距離を離すこととなっています。
※簡易2極接地測定法は、目安的なもので正式な接地測定に向いていないのは、上記の理由によるものです。
例えばD種接地で、100Ω以下であるかの確認等で、しばしば実施します。
※接地抵抗測定は交流が使われます。直流は電池効果が起こり、土壌成分の影響で電極に電気を通しにくくする
物質が付着します。

P極は両方の影響を受けないフラットな場所に設置するのが理想です。
それでは、P極の大地との抵抗は?と思う方もいると思います。
P極は電圧計であり、抵抗を測定するものではありません。
電圧計は内部抵抗が低いと電圧計に多くの電流が流れてしまい正確な電圧が測定できなくなるので、内部抵抗がそもそも大きいです。
おおよそ、500Ω以下で設置できていれば影響がほぼでないそうです。20cm以上打ち込むと安定するそうです。
EーP間の電圧とEーC間に流れた電流で、R=V/Iにより接地抵抗が測定できるということです。
電気設備が生きている場合や何らかの理由で、地電圧が出てる場合も正確な測定ができません。
地電圧が高い分オーム法則で抵抗も大きくなります。
日置の接地抵抗計などは地電圧が25VまでOKというのもありますが、測定前に地電圧を測定したほうがよいと思います。
通常は3V以上地電圧がある場合は、測定精度に問題が出る。
名無し電気管理事務所 地電圧の記事 https://denkikannri.com/?p=4888#google_vignette
極を設置する方向ですが、EーCの直線上にPがあるのが理想ですが、極設置が難しい場合は30°位迄は左右に振ってもよいとされています。
下図で言うと、Pの位置が理想の設置位置で、P’-P”間は許容範囲と言える。

